品質について
オイルの分類とその定義を簡単にご紹介します。
ナチュラルオイル Natural Oils
ろ過のみからなるオイルです。ナチュラルオイルは精製しないため、種子中のすべての成分が含まれています。不鹸化物質など脂肪関連物質を0多く含みます。これらの一部は、ボトルの底面に濁った沈殿物がある場合がございます。製法はコールドプレスかCO2抽出です。
コールドプレス製法 Cold Pressed
コールドプレスはとは外部加熱をせず圧力をかけてその後ろ過をして抽出する方法です。化学溶剤で精製したり、水蒸気脱臭をすることはありません。コールドプレスされたオイルは保存期間は限られ、基本的には非加熱です。
CO2抽出 CO2-Extracted
超臨界二酸化炭素によって抽出する方法です。圧力をかけ二酸化炭素の密度を上げて溶剤としています。この過程での適正温度と酸素のないCO2環境下は他の製法より変性を起こしにくいのが特徴です。
ポスト処理油 Post Treated Oils
オイルの香りや風味をなくすために、以下の製法で脂肪関連物質を除去する処理を行います。
脱臭処理 デオドライズ(脱臭)タイプ
脱臭は、精製のサブ工程です。水蒸気で香りや色味など不必要なものを取り除くために使われます。そのためこの処理をした製品は、ニュートラルな味と香りになります。化学的処理は行わないため、オーガニックオイルの品質を保つことができます。
化学処理 Refined (Chemical)
果実油や種子油を高温で圧搾し、ヘキサンやシクロエチレンなどの溶剤を使用して抽出します。精製の際に、不快な原油臭を、水や酸、食塩水、活性炭、漂白泥で脱ガム、中和、漂白、脱臭します。不純物や、ハーブ粘液や遊離脂肪酸、着色物、香り成分、農薬や溶媒残渣を取り除きます。そのため最終製品にはベータカロチンやビタミンE、およびカロチノイドなど植物に含まれる変性を受けやすい微量成分は残りません。